関西ジャニーズJr.と共に夏、2019

関西ジャニーズJr.に3つのグループが出来てから初めての夏。関西Jr.に出会ってから5度目の夏。生で初めて西畑大吾さんを見た日から3度目の夏。もう9月も後半だというのに、この夏を思い出すいつの日かに向けた2019年備忘録です。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

8月28日「少年たち 青春の光に・・・」

 

今年の少年たちは芝居一本で勝負している、役名がある、一幕で自担が死ぬ、それ以外にはほぼ情報を得ない状態で当日を迎えました。

 

西畑大吾さんを応援する者としては席運があまりよろしくなく、本編中に自担の姿は6割見えませんでした。それでも、声を聞いただけで、どんな感情なのかどんなことを伝えたくて言葉を紡ぐのかをしっかり読み取ることができたために、逆説的に彼の演技力の高さを感じることになりました。動きも表情も立ち位置も見えないのに、頭の中に映像として出てくるようでした。しかもそこにあるのは“演技をする西畑大吾”ではなく、紛れもない“大村祐二”としての姿。今回の少年たちで最も印象的で震えるほど感動した点です。

確かに西畑大吾さんの演技力はジャニーズJr.の中ではレベルが高く、ありがたいことに場数も違う。そんなこと分かっていたつもりなのに、わたしの知る役者としての西畑大吾を、彼は今回超えてきたんです。役名がついて、完全に自分ではない人物を演じる姿は、大村祐二そのものでした。近年、演じるのにパワーが必要な役が多かっただけに、心優しくて正義感が強くて少しおどおどしている大村祐二の正反対な表現は驚くしかありません。さらに、ドラマや映画のような映像でのお芝居と生の舞台でのお芝居が違うように感じて、その器用さに降参白旗ギブアップでした。

今回の少年たちには、完全な主役が存在せず、比較的台詞量があり目立つ役があるにせよ、舞台上の演者に平等に目が行くことが多かったです。自担ロックオンではなく、自然とストーリーに入り込み、全員を役柄を通して見ることができました。

大橋和也くんは本当に声が良い。残念ながらリューンを見れていないので、大橋くんの演技はほぼ初見だったのですが、表現力が気持ちいいなと思いました。台詞量が断トツだったと思いますが、落ち着いていて安心して見ていられる。どなたかのツイートで、大橋くんの走る演技について褒めているのを見かけたのですが、本当に飛びぬけて上手かったんです。スピード感が全然違う。一生懸命さ、疾走感、死ぬ物狂い、それが全身から伝わってくる動きで、運動神経の良さが滲み出ていました。

西村拓哉くんには、最後まで感情を揺さぶられました。仲間を裏切った時は心底がっかりしたし、脱獄での裏切りも本当に性格悪い奴だったのかという気持ちとそれは仲間を助けるためだよねそうだよねという気持ちが入り混じってハラハラしたし、気づけば引き込まれていました。

メインの赤房青房以外で印象に残っているのは、今江大地くんの恐ろしい看守の演技はもちろんですが、囚人を演じた岡佑吏くんの想像以上の発声の良さです。活舌悪いキャラとして有名な岡くんなので、演技になるとどうなんだろうと思っていたのですが、 え?この声誰?聞きやすい!と何度も感じたのが岡くんでした。わたしの好みってのもあるんですけどね。

 

ストレートプレイの舞台、とても新鮮で最高でした。語彙が乏しくて良さを伝えきれないのが悔しいほどに最高でした。「少年たち」としてどうなのかと言われると、歴代の舞台でテーマとされてきた戦争の要素は全くなく、少年たちならではの楽曲を聞くこともできないため、マイナスな意見もあるかもしれませんが、ひとつの舞台としてとっても素敵だったなと思います。もちろんSHOW TIMEも最高でした。アオハルは曲も衣装もサビ前台詞も歌割もキラキラ爽やかで、Lilかんさいにもオリジナル曲ができ、何より西畑大吾さんがキャッキャしてて色んな子にちょっかい出して楽しそうだったので満足です。(自担贔屓)

 

 

 

 

 

8月29日「僕らAぇ! groupって言いますねん」

 

Aぇ! groupってめちゃくちゃ面白いですね!そんなこと知ってましたけど。東京公演には残念ながら行けず、やっとの思いで手にした明石公演のチケットを握りしめて、個人的に初めての兵庫県に足を踏み入れました。

 

本当にこの1公演しか入れていないので、もうどれがアドリブでどれが台詞なのか全然分からない!それほどに自然で、ああ彼らの楽屋ってこんな感じなんだろうなあと思わされました。何を言ってもボケになるし、何を言ってもツッコミが返ってくるし、関西人最強か?と思いながら観劇しました。え、ちょっと待ってくださいこれは観劇なのでしょうか、わたしは何を見た?舞台?ライブ?何?改めて考えても分からないけれど最高な時間で、6人が楽しそうで幸せだなあと終始思っていました。

何となく福本大晴くんがあまりしゃべらないなあと感じたのですが、あれは台詞の関係でしょうか。グループ結成時に、既にバンド組として活動していた正門小島佐野とカフェデートでお馴染みリチャ末の中に入ったたいちぇが、自分の居場所を見つけているか勝手に心配になっていたのですが、今回の舞台上でも話す人のほうを交互に見る様子が多くて勝手に心配母親人格が再登場してしまいました。たいちぇはギャグめちゃおもろいし高学歴を自力で勝ち取ってるし、すごいところたくさんあるんだから、もっと自信もっていいんだよって思うところがちらほらありますね。おもろいこと言わなきゃのプレッシャーを感じちゃうんですかね、ギャグなら勢いで行けるけどトークは難しいんかな。勝手にたいちぇの心情を想像してたら何故か関西弁になってきたのでやめます。こういうのオタクの悪い癖ですね。

6人で企画会議してるの平和だなあと思っていた中での、インド曲と令和ソング、曲とソングが入り乱れるくらいには印象的でした。うわーーーこの子ら最高だーーー!面白いことをめちゃくちゃ真面目に高いレベルでやるからさらに面白い。各々の個性をひっくるめてエンターテインメントを届けてるんだなあと思いました。

島健くん作詞、佐野晶哉くん作曲のオリ曲を2曲とも初めて聴きました。神様のバカヤローについては東京公演の時に様々なエピソードを聞いていたので、涙腺がばがばオタクは大号泣。こじけんって多面性がありすぎて人として格好良いですね。ストレートに心にぶっ刺さる歌詞がロックすぎたしそれをメインで歌う末澤誠也さんがこれまた格好良い。一回聴いただけじゃ全然覚えられなかったので早く音源化してください。ボクブルース聴いたら、グループできて良かったねえ頼れる仲間ができるっていいねえとしみじみしてしまいました。ていうかこの2曲を作曲した佐野くんって何?天才なの?これで高3?未成年?年下?才能の塊すぎてジュニアなの勿体なすぎでは?Aぇ! groupにいてくれてありがとう最高。

firebirdももちろん大天才でした。突然フェスに出ますって言われても全く驚かない自信がありますね。末澤くんがめちゃめちゃ煽ってくれて気持ちはボルテージMAXなんですけど、普段ペンラを愛用するジャニオタ、身ひとつではいまいち乗り切れず、手を上げたら後ろの人に迷惑かなとかなんとか考えてしまい、彼らが願うノリになりきれなかったのが申し訳ない点です。

 

Aぇの関西ツアーめちゃくちゃ行きたさ上がりました。どうかチケットをお恵みください。6人の中では正門良規くんを推しているはずなのに一言も書いていないのはごめんなさい。優先順位の関係で割愛しました。自担にグッズTシャツ買ってくれる正門くん、大好きです。

 

 

 

 

 

8月23日30日「ザ少年倶楽部 in大阪」

 

ここまでざっと3000字ですが、まだ書くのかって自分でも思っています。in大阪は好きなところありすぎて今から書くにはさすがに読み返すのも嫌になりそうなので、ピンポイントで1曲だけにします。

 

ジャニーズWEST神山智洋くんが作ってくれたGame of Loveです。関西担ならば共感者が多いと信じているのですが、関ジュの群舞が大好きです。例えばBIG GAMEのような。大人数でバチバチに踊る曲が好きで好きでたまらないわたしにとってこの曲は神曲です。神ちゃんが作った曲の略じゃないです、神曲です。

グループができる前の関西ジュニアでは、メインの4人が出てきて、トリオがいて、バンド組がいて、Funkyがいて、というような関ジュを一つのグループとして見る曲の流れだったように思うのですが、今年はグループがあることで構成が変わったような気がしています。3グループそれぞれに、センターを担う人がいて、歌選抜がいて、ダンスで魅せる人がいて、なおかつグループごとにも魅力があって、というように縦にも横にも組み合わせが広がったと感じました。トランプで例えるとマークで揃えるもよし数字で揃えるもよし、というピンとこない例えになってしまいますがそういうことです。関西ジュニア、というよりもグループが3つ集まったんだなという力強さと豪華さがありました。東でいうとスノストトラ、というとさすがに言いすぎですが、そのくらい各グループの存在感が強くて最強に格好良い1曲でした。

 

最近はなにわ男子も通常収録に呼んでいただいて非常にありがたいのですが、そろそろin大阪を半年に1回にしていただけないでしょうか。NHKさんご検討お願いいたします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

関西ジャニーズJr.が集結しない夏の現場が初めてで、なにわとAぇと松竹座の予定を見る限り冬にも集結しなそうで、これから関ジュも東みたいにグループごとの現場が多くなるのかなあと思ったら嬉しいけれどやっぱり少し寂しいです。グループのために、関ジュのためにと口癖のように言う西畑大吾さんを応援しているし、家族のようにお互いを高め合い育て合いライバル視もする関西ジャニーズJr.が大好きなので、みんなが幸せになって欲しいなあと思います。

2019年夏の話はここまで、GO!GO!EXPO落選オタクはツアー当選を念じる秋に入ります。